長久手市郷土史研究会の総会が4月27日、市公民館で開かれました。会長職が北山清昭さんから𠮷村直彦さんに引き継がれ、新しい体制が船出しました。
この日をもって退任の北山前会長は冒頭の挨拶で、活動の拠点だった郷土資料室の建て替えにも触れ「私が会長を拝命してから4年が経ちました。微力ながら先輩たちが切り拓いてこられた伝統を守ることに全力を尽くしてきました。皆様の全面的なご協力に心からお礼を申し上げます。そろそろ体制を一新させて新しい会長の下での運営を考える時期にきています。今後ともご支援とご協力をお願い申し上げます」と感謝の言葉を述べました。
続いて来賓の佐藤有美市長が「古戦場公園の再整備事業として建設するガイダンス施設には、デジタル技術を駆使した映像のほか県立芸術大学で模写復元中の合戦図屏風を展示する予定で、楽しみにしています。郷土史研究会にもぜひご活用いただけたらと思います」と祝辞を述べました。
この後、令和5年度の事業報告や決算、6年度の事業計画などが原案通り了承されました。また、特別事業として「小牧・長久手の戦い通史編」(仮称)の作成作業を認定しました。一昨年に発刊した「書簡に見る小牧・長久手の戦い」を受けたもので、9年度に出版する予定です。
最後に役員改選があり、𠮷村新会長は「長久手市郷土史研究会は昨年40年を迎えました。歴史や文化的にも素晴らしい町、先人たちの熱い思いである長久手への郷土愛を大切に皆様とともにしっかり前をみつめていきたい」と抱負を述べました。なお副会長には留任の林力三郎さんに加え今野博伸さん、小川憲二さんの2人が新たに選出されました。