長久手市郷土史研究会

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鎧掛けの松(よろいかけのまつ)

鎧掛けの松

血の池公園内 (長久手市城屋敷410)

家康方の将兵が仏ヶ根の戦で池田、森隊に勝利したあと、「池で休憩して槍や刀を洗うため、身に付けていた鎧を掛けた」と言われていた松があった。

鎧掛けの松{平成二十六年(2014)}

 

 長久手合戦当時の松は枯れてしまい、今は四代目となった小さな松が血の池公園の隣の交通児童遊園に植えられている。由来を示す石碑も設置されている。

昭和四十二年(1967)頃の風景

国指定遺跡の解除

 今は埋め立てられてしまったが、昔はこの写真に見られるように、大きな池があった。(その名前は「前の山池」または「血の池」と言う)

 この写真の左上に見える大木が、敗れた池田軍、森軍を追った徳川家康の軍勢が勝利後の休憩のため、鎧を掛けたと言われる「鎧掛けの松」である。
 昭和30年代の終わり頃から開発行為が先行し、「旧状の変化がはなはだしい」との理由で、昭和40年12月10日付けで文化財保護委員会から国指定遺跡から解除された。