長久手市郷土史研究会

長久手市郷土史研究会のホームページです。

「長久手市郷土史研究会」活動報告

「小牧・長久手の戦い」に関心がある方は、以下から詳細をご覧ください。
戦いの全体、遺跡について 詳しく説明 ​しています。
いずれも長久手市郷土史研究会が独自に調査したもので、他ではご覧になれないものばかりです。

《平成27年9月29日》

 「長久手市郷土史研究会」では年に一回野外学習会を行っています。

 今回は、小牧・長久手の戦いをより研鑽するため、羽柴秀吉軍が築いた砦跡を砦跡を 見学してきました。以前に秀吉軍の進軍路、家康軍の進軍路を探訪しましたが、今回も その一環です。幸い快晴に恵まれ総勢25名が元気よく沢山の遺跡を見学してきました。

 小牧・長久手の戦いは、犬山城と小牧城で両軍が対峙しました。現在、砦跡を示す痕跡は、 石碑が残っているだけですが、小牧城近辺の各小高い丘には、全て砦が築かれており当時を しのばせます。又、平城だったそうですが二重堀砦があった所は小牧城のすぐ傍であり、 当時最前線に詰めていた武将達の緊迫感を感じさせました。

 当日は 小口城 ➡ 青塚砦 ➡ 岩崎山砦 ➡ 外久保砦 ➡ 小松寺山砦 ➡ 二重堀砦 の順で見学しました。特筆すべきは、砦跡を示す石碑は住宅街の一角や雑木林の 中に埋もれてしまい、よほどマニュアックな人にしかわかりません。

 丹念に事前調査をして 頂いた全体学習委員会の方に感謝したいと思います。 森長可が布陣した「青塚砦」前方後円墳の上にありました。

日根野兄弟が詰めた「二重堀砦」跡を示す石碑。住宅街の一角にあります。